1948-12-14 第4回国会 衆議院 外務委員会 第3号
○馬場委員 ただいま長々と御説明はいただきましたが、私のお尋ねいたしましたことは、われわれ國民の立場からどういうぐあいにしたらよいかということが基礎なんでありまして、連合國がこういう方針を持つているからという御説明は、われわれは十分了承しているのであります。從つてこの間吉田外務大臣が答弁されましたその言葉からいつて、今大野局長が言われたようなことが前提となつてああいう言葉が現われたものであるか。あるいは
○馬場委員 ただいま長々と御説明はいただきましたが、私のお尋ねいたしましたことは、われわれ國民の立場からどういうぐあいにしたらよいかということが基礎なんでありまして、連合國がこういう方針を持つているからという御説明は、われわれは十分了承しているのであります。從つてこの間吉田外務大臣が答弁されましたその言葉からいつて、今大野局長が言われたようなことが前提となつてああいう言葉が現われたものであるか。あるいは
○馬場委員 おそらくさようであろうと思つて申し上げたのでありますが、しかしながら今日非常時の日本を背負つて立つところの官吏の方々は、もう少しく自信をもつて立たれるということが、私たちの熱望するところであります。私たちは議会人といたしまして官吏の方々に熱望するものは、自信あるところの熱意をわれわれに表わしていただきたいということであります。 以上によつてこれを打切り、続いてお尋ねいたしますが、この前
○馬場委員 私は本日外務大臣の出席をお願いいたしまして、この前の質疑を続行いたしたいと、かように提案いたしたものでありまするが、本日は外務大臣が見えないで政府委員が御出席でありますから、二、三お尋ねいたしたいと思うのであります。 まず第一にその前提といたしましてお伺いいたしまするが、この前の委員会において、私は外務大臣はもつと適当な人をお選びになることが、総理大臣として肩が軽くなるだろう、こういうことを
○馬場委員 今いただきました資料の、二十三年度風水害の六十億は、昨年のものは一つも含まれないわけですね。今の建設局次長の言われた三十八億の河川、三十六億幾らですか、これは今年のアイオン台風と例の地震による土地の低下ですか、それだけですね。去年の引続いてのやつはないわけですね。利根川とかその他の……。
○馬場委員 これも水かけ論ですから、その点で一應打切りますが、第二の問題は、外資の導入の問題、現在の状態においての外資導入のあり方、これを一應御説明願いたい。
○馬場委員 別にわれわれが申し上げるのではありませんで、海外から傳わつて來ておるのがそのまま傳わつておるのであつて、それに対して心配しておるのは、われわれよりも、國民の心ある人が心配しておる。從つて外務大臣としては、あるいは総理大臣として、吉田さんは非常に軽くあしらつておりますが、日本再建のほんとうのあり方を考えて見る場合において、外國に信頼を獲得するのだ、外國の信がなければこの道が開けないという今日
○馬場委員 外務大臣に二点お伺いしたいと思います。 第一は、われわれは今日の日本の再建にあたりましては、まず諸外國の信を獲得することが一番必要である、これを基底にしなければならぬ、かように考えておるのであります。総理大臣も本会議において、國会にさような方向で協力を求められた点から見て、同感であると思うのであります。しかしながら組閣後諸外國から起りました評判がきわめて惡いことは御了承と思う。そうして
○馬場(秀)委員 もう一つですが、平和のときの民心把握の方法はよくわかるのですが、今のような抗戰状態に入つたときに、中共側の費用は五分の一とか三分の一とかいつても、その費用の捻出方法ですね。國民軍のように租税によるとか、あるいわ援助によるとか、いろいろあると思うのですが、蓄積しておつたものを一氣に出すものか、あるいは現地に行つて取上げるとか、第一線の武器を當てにするとかいつても、今のような抗戰中のときには
○馬場(秀)委員 百五十万からの中共陸軍の維持費を含めまして、中共の経済的基礎は大ざつぱにどういうところに置かれておるのですか。
○馬場委員 倭島さんにちよつとお尋ねしたいのですが、今の数字で、ソ連に残存しておるといわれるのが三十六万で、そのうち明確になつているといわれる十九万というのがありますね。その明確になつているというのは、縣別にわかつておりますか。それから明確になつておらないというのはどういう形の人であるかをお聞きいたします。
○馬場委員 もう一つお伺いいたします。実は昨日お尋ねいたしましたが、合点がいきませんので重ねてお伺いいたします。先ほど私は別に用意がないのに入つたということをお伺いしたのではなくて、ちやんと八月に必要な材料を入手して、九月に勧奬を受けて今日に至つているのであります。私実はこの問題を見ているのですが、なかなかしろうとでわからない点がある。そこで昨日お尋ねいたしましたのは、各國が、かなり多くの國が留保條件
○馬場委員 大臣にあまりこまかいことを伺うのは恐縮でありますが、現在占領下の日本において、入らなければ電波の割当がないというようなお話であつたようにお聽きしたのですが、今現在入つてない日本の現状において、いかような状態にあるのか。あるいは入ればどのような変化をするのかということを、もう少し具体的に御説明願えれば幸いと存じます。
○馬場委員 逓信大臣に一つお伺いいたします。アトランチツク・シテイ國際電氣通信條約の提案に関してでありますが、昨日の説明を伺つておりますと、この條約のテキストが日本側の手に入つたのが本年八月である。しかも九月一日に連合軍総司令官からの加入を勧奬を受けて、日本がこの條約に入る決意をしたようなことでありまして、私みずからは、完全な独立國家にならない現在に、かような一歩々々國際関係を踏んで行く形においては
○馬場委員 関連しておりますので、もう一度お伺いいたしまするが、最終議定書において、條約第一條第二項について不同意を宣言しておるソ連の立場から見た場合に、追加議定書をソ連は承認しておるのかどうかをお伺いしたい。
○馬場委員 関連しておりますのでもう一度お伺いしたいのですが、「権限ある当局という原護」が複数になつておるとしても、司令部でいいと言つても反対があつた場合は、これは特に最終議定書の中で留保しておる國家、なかんずくソ連が相当権限を保留しておりますので、それが総司令部だけで了解し得られるものかいなかをお伺いしておきたい。
○馬場委員 二、三質問したいと思います。 まずただいまの御説明で、本年九月一日に連合軍総司部から加入を適当と思うという勧奬があつたような御説明でありましたが、これは勧奬に基いて施行しようとする問題ですか。それが一つ。 もう一つは附属追加議定書の第二にありまする、日本國の加入の際に権限ある当局ということですが、連合軍司令部は権限ある当局の一つですか。あるいは複数になつておりますか。まずそれをお伺いしたいと
○馬場委員 大体わかりましたが、第三十九條は、慈善、救護その他公共の目的に供する受信設備であつて、個人を対象としておらないように思います。私の御質問したのは、個人を対象とした場合です。これは病院などを対象にしているのではないのですか。
○馬場委員 重ねて関連してお伺いしますが、聽取者を無視せぬというお話でありましたが、もしもぜひ聽取したいという國民の中に、いわゆる要援護者その他の困つておる人で聽けないような人に対して、何か処置をされるお考えがあるか、機械を貸すとか、聽取料を無料にするとかいうことをお考えになつたことがあるかどうかということ。もう一つは値上げに伴つて聽取料の未收が相当できておるのではないかと懸念しておりますが、そういう
○馬場委員 昨日の話と関連しておりますが、今度の放送法案の趣旨は、公共性の問題と、民主化の問題と思います。民主化の問題の観点に立ちますと、今までの放送協会のやり方を見ておると、聽取料を主体として経営されておる。聽取料を收入の対象として、しかも聽取者に多大なる負担を負わせてこれに公共性を與えようという、何といいますか、非常に無責任だというか、聽取者に全部負担さしておいて、そうして自分のやることは公共性
○馬場委員 委員五人の選定ですが、これはお話のように職域代表でも何でもないということは、その通りで結構であります。しかしこれでは五人の委員が各部門々々を担当して一人一職という形になつてしまう。一人が一項目の責任者ということで、会議制というわけにいかなくなると思うのですが、その点はどうですか。それから五人ときめた理由はどこにあるのですか。もう一つは自由企業と独占企業を並行してとるということですが、日本
○馬場委員 二、三お尋ねいたしたいのですが、まず第一は、この前もお伺いいたしたのですが、放送委員会の委員の人選の問題であります。これは立案者の御意思は大体わかつたのですが、先ほどからお聽きしますと不偏不党だと、あたかも正しいような御説明があつたのでありますが、政党政治が行われておる今日、この人選をどういうぐあいに行うかというと、十一條で、内閣総理大臣がこれを任命するということになつております。つまりその
○馬場秀夫君 文化委員会の用紙割当小委員長といたしまして、委員外の発言を許していただきます。 この新聞出版用紙割当事務廳設置法の問題は、文化委員会といたしましては、さきにありました用紙割当委員会を法制化するということが、限られた用紙を適正に配給する上において一番正しいものであるということで、第一回國会よる審議を続けてまいつたのであります。從つて今回内閣から割当事務廳の法案が出まして、それは文化委員会
○馬場委員 用紙割当並びに著作出版に関する小委員長といたしまして、小委員会の審査の結果につきましてごく簡單に御報告申し上げます。本委員会は六月十七日第一回の小委員会を開催いたしまして以來、数度にわたつて用紙を中心としての審議を続けてまいりました。内閣より提出されました新聞出版用紙割当事務廳法案が決算委員会に審議されることとなりましたので、わが文化委員会といたしましては、決算委員会に意見を述べ、決算委員会
○馬場委員 安平鹿一君に代つて紹介説明をする。日程第四の請願は、カレンダーは戰時中の物價統制の施行により、現在まで單なる一般商品として取扱われ、物品税を課せられているが、本品は著作物であり、暦及び農作諸行事等の編纂に研究を要する重要な出版物である。ついてはカレンダーを出版部門に編入されたいと云うのが要旨であり、日程第五の請願の要旨は、第千五百五十号に同じである。
○馬場委員 こまかいことは專門委員に御答弁願いたいのですが、まず第一は、ここに提案されました放送法案のねらいは、放送の民主化であるということで、これは異議ないと思うのであります。他に放送協会が設備し得るという見透しがある場合には、話は樂になるのでありますが、依然として独占的な一つの放送協会しかもてないという現状におきましては、私はいかに民主化されるか否かということは、これは運営のいかんにかかると思う
○馬場委員 この法律は昭和二十四年一月一日前に施行されることになつておりますので、その前に審議会が構成されることになると思いますが、大体これが初めて授與されるのはいつごろの見込みでしようか。
○馬場委員 ちよつともう一度伺つておきたいことは、民主的なという根底に立つております場合に、この栄典法に規定されている審議会の委員ばかりではないですが、各委員会が結成される。その審議会の委員は十名ということになつておりまして、公正で識見のある者のうちから選ぶ、これはその通りで結構でありますが、その選び方の問題です。用紙割当その他の方になりますと、各專門のところから委員を出して、その何人かの委員の中から
○馬場委員 それに伴つての予算の関係はどうなりますか。それから先日お伺いしたのですが決済の場合、どのぐらいの受取勘定になりまするか、見当がおつきですか。
○馬場委員 竹内委員とまつたく同趣旨です。一、二具体的な問題をお尋ねしたいですが、パリー会議に参加した七十六箇國は郵便條約に調印しておりますが、小包郵便の方は十三箇國がこれに参加しておらない、この理由をお伺いしたい。 もう一つは、料金決済は三箇年後となつておりますので、そのころには為替相場もきまるのでありましようが、現在連合國が一切これをきめておる、連合國の配慮によつてきめられておるということでありますが
○馬場委員 平和勳章という名称を用いないで、平和大光章などという名称を用いた理由、栄典審議会委員十名の選任方法、及び栄典の申請は個人たると團体たるとを問わず、必ず市町村長より内閣総理大臣に提出するというがその理由はいかがですか。
○馬場委員 ただいまのに関連して、鈴木委員は、この前の打合会の途中から來られたので、経過を知らないようでございますが、実はここにあります六月十五日案の第十と十一の中に、國始節保留と書いてあります。從つてこれは保留されているので、全然意識なしに削つているわけではない。國始の日というか、名前は別といたしまして、平和確立後、日本の歴史の檢討においてその日をつくることには、一應この前賛成して保留することになつているのであります
○馬場委員 実は先ほど委員長にお尋ねしておつたのですが、この前の合同打合会のときに、両院文化委員長と專門調査委員にこのことを一任するということになつておつた。從つて私たちはここで委員長からどんな打合せの結果が出たかということを聽いて、しかる後でいいのじやないか。こう思うのであります。
○馬場委員 私は原案に賛成するものであります。私先ほどちよつと席をはずしましたので、その間論議されたかと思うのでありますが、すでに十一月二十三日を前に祝祭日で体驗した方々の頭で判断すれば、これは新嘗祭、新穀に対するお祭りの日、こういうことはすぐ印象づけられるのであります。しかしこれから先、若く育つてくる、新しく日本を背負つて立つ人のために、先の先を見て、今考案されておるこの祝日に対しまして、ただ「感謝
○馬場委員 日光は大自然の美に惠まれ、非常に古い由緒をもつ五十有余の國宝建造物によつて構成されておりまする文化の香い高い、人工の美を兼ね備えた一大観光地であることは、皆さん御承知の通りであります。ところがその中核をなしておりまする東照宮、二荒山神社、あるいは輪王寺等は、久しい間修理を加えたことがなくて、荒廃に任されておりますので、ぜひこれを國家の力で國費をもつて修理されて、所期の目的を達するようにしていただきたい
○馬場委員 「こどもの日」並びに「母の日」を祝祭日に指定していただきたいという請願でありますが、これは日本社会事業協会の会長の名で、請願が出ております。「こどもの日」を祝祭日に指定していただきたいという請願は、すでに日程十四のところで説明されておりますので、残りの「母の日」について御説明申し上げまするが、ぜひ母の毎年五月の第二日曜日を「母の日」として、國民全部が母に感謝をささげるとともに、母たるものがさらに
○馬場委員 「発明祭」を祝祭日に指定してもらいたいという請願は、東京都港区芝三田南寺町十一番地の黒川美雄君ほか二百八十名の署名で出ておるわけです。この趣旨はわが國は文化平和國家としての志向をたどつておるのであるが、いかんせん資材財力が非常に乏しいので、どうしても日本の再建は発明によつていくのが一番正しく早い、またそのほかに方法がない、こういう見地に立つておるのでありますが、しかも日本の生活様式は、過去